著書紹介

就労人口が減少している今日、企業自身も生き残りをかけ、年齢・国籍の違いなどの個性を受入れたり、育児・介護休業制度の活用や病気・障害という困難の中でも力を発揮してもらうよう職場の環境を整えるなど、雇用の多様化に対応していかなければなりません。

本書は各労働者層への対応事例を紹介し、実務に有用なＱ＆Ａも収録しております。人事労務担当者はもちろん、労働者の方々にも今後の働き方を考えるために参考となる一冊です。

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完全失業率が5％を超え、ハローワークには連日、多くの人が訪れています。自己都合の方も、会社都合の方も、理由は同あれ、安定収入のない失業生活を余儀なくされます。思い通りにいかないことが多い失業生活に入る前に、また、既に失業中の方にも、あわてず、損をすることなく、再出発をスムースに実現できるよう、参考としていただきたく、書かせていただきました。

また、起業することも考慮して、構成してありますので、SOHO、会社設立、始業開業予定者の方にもお読みいただければ大変うれしく存じます。失業給付に代表される、国の給付金の多くは、行動する前に事前の予告が必要ですので、損をしないためにも、行動プランを作ることが大切です。

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労使トラブルが多発していることから、トラブル対処の本を出しました。今回は、労働者側からの視点で書いて見ました。投げやりに行動した結果、何も得るものがなかった。自暴自棄になった挙句は、悲劇だけだった。そうなる前に、対話をすることを呼びかけたつもりです。

トラブルは、巻き込まれても、自ら引き起こしてはいけません。トラブルに遭遇したら、あわてず、冷静に対処することから、解決の糸口が見えてきます。使用者側の方々には、是非とも、掲載されているケースのようなことが起こらぬようご検討いただきたくお願いいたします。

すべては、コミュニケーションから始まります。働き手も、使用する側も同じ方向を見て、行動することによるエネルギーは不況も跳ね返すパワーがあるものと信じて止みません。トラブルの無い、やりがいと笑顔のたえない職場を願って―。

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